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伝統の担い手たち
□□伝統の担い手たち
□□□□□□平敷屋青年会
ひとつの字に東西二つのエイサーがあるという特長をもつ力強い踊りの東と、柔らかく女性的な西。
青年エイサー祭りには、東が出場する。歴史は二百年余りと伝えられているが、現在の型は一九〇四年、当時の青年会長が名護で習得したものを受け継いでいる。
「特別にどこというわけではなく、全体を見てほしい。整然とした中にも、秘めた力のようなものがある。見る人は分かると思う」
と青年会の新里忠広会長、「今は見せるエイサーと伝統的なエイサーに分けられると思うが、うちは昔ながらのエイサーです」と伝統に培われた誇りをきっぱり。

曲は「二合や」や「梅の香り」など。裸足の太鼓持ちをはじめ、黒と白のシンプルな衣装に身を包んだ伝統の担い手たちが受け継がれた踊りを見せる。
(この項、第二十九回青年ふるさとエイサー祭り、夏に華やぐ、出場チーム紹介、
平成五年八月十四日、沖縄タイムス)


旧盆とエイサー
金峯山修験本宗修行僧の松川泰山さんは、旧盆とエイサーについて次のとおり述べられている。
「エイサー」さてエイサーとはいったい何であろうか。旧盆ウークイの夜、青年男女が集落内の各家々を踊り巡り、当家の安泰と繁盛を祈る行事とは思うが…中略。
沖縄を代表する平敷屋エイサーの衣装たるや全く僧侶の姿であり、琉球の地にエイサーを興した人は、仏教を試みた僧侶ではなかったか。

実は鎌倉時代全国を行脚し、踊り念仏で大衆に仏教を広めた一遍(いっぺん)という僧がいて、彼は、かねや太鼓を打ち鳴らしながら念仏を広めたという。
いわゆる一遍の布教活動であり、日本の盆踊りのルーツは、この念仏踊りの由来という。そこで、琉球にエイサーを興した人も、琉球民謡に念仏踊りを取り込み、布教を試みたのではないか。
私がエイサーの形態を見る限り、旧盆にご先祖の精霊をお迎えし、供物をささげ、たくさんの僧侶(青年たち)に、目いっぱいの施しをする。以下略。(この項平成七年八月四日、沖縄タイムスの投稿文から抜粋)


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