Okinawa情報局 > 沖縄の文化 > ユタと命日トップ

ユタと命日トップユタ用語事典暮らしの行事お墓沖縄の年中行事御焼香・法事位牌東御廻り今帰仁拝み

 墓の仏事
墓の仏事は、死者の年忌法事と同様に営みます。ただし、墓の完成祝いをして三年うちに死者が出て、墓を開けた場合は仏事をきりあげることもあります。その場合は、御火の神様、仏前からその理由をご報告して、仏事を延ばすことになります。
 墓の完成祝い (シタタエヌウユエ)
二年の仏事 (二ッタンカ)・・・(満一年目)
三年の仏事 (三ッタンカ)・・・(満二年目)
七年の仏事・・・・・・・・・・・(満六年目)
※墓の祝い事は「三ッタンカ」まで執り行います。その後は、七年目ごと、十三年忌ごとに門中一族で執り行います。
 二年目の墓の仏事 (二ッタイカ)
墓の完成祝いから満一年目に執り行うのが、二年目の墓の仏事「二年の仏事(二ッタイカ)」です。墓が完成してから一年経った現在、幸いにも死者を入れていないことへの喜びと、今後も死者が入らないよう厳重に管理するための「御願」になります。「墓の完成」で鍵を下したように、改めて『五ッ鍵』・『七ッ鍵』・『九ッ鍵』・『十ッ鍵』・『十二ッ鍵』さらに加えて『白銀ヌ鍵』・『黄金ヌ鍵』もしっかり掛け直すための仏事です。ただし、その間に死者を迎えた場合は、三年間の墓の仏事はすべて中止になります。
※ 経験者もしくは霊能者と相談することが賢明です。
 墓堂での上座と下座
墓地でいえば、右手が上座です。中国では左が上座で、日本では中央が上座です。こう考えると、どちらが上座なのか下座なのか迷ってしまいますが、沖縄の場合は「ヒィザイ、ウヤクバ」と唱えますので、中国の影響を受けて左が上座ということです。(墓に対面したら、右方になります。)
 空墓は『祝い事は中止』
墓は閑静しても納骨をしない場合、墓口を開いたまま放置しておきます。墓口を開いたままにして、墓工事に使用した木材などを入れておきます。
これは、後生の役人に墓はまだまだ未完成だということを知らせる意味も込めているのです。
墓口のとは裏側に置いておきます。
最近は高年齢者の間で生前にお墓を立てる人が増えています。つまり子孫に負担をかけたくない人たちは、経済的に余裕のある時に墓を購入するのです。かつて、中国には「生前に自分の墓を建てると長生きをする」という言い伝えもあります。ただし墓専門の人または経験者と相談することが賢明です。
 新墓には子供は納骨しない
新しい墓に、大人より先に子供が入ると、その墓は家族から死者が増えるというのです。子供の霊魂が死者を招くということで畏れられているからです。もし、不幸にして子供が病死、あるいは事故などで亡くなっても、子供からの納骨は避けることもあります。その場合は、墓の側に「仮宿」をするか寺にお預けします。理想的な墓は、婦人の長寿者の墓一番の納骨といわれます。墓の『風水』として最高といわれています。
※ 経験者と相談することが賢明です。
 墓堂での正妻の座は守られる
結婚して子供が生まれず、夫の愛人との間に男の子がおります。
夫は正妻に子供がないことを理由に、生まれた男の子を長男として認知しました。その後、愛人が病死しました。遺族は長男を産んでいるのだから、子供の父親である夫の墓に入れるため、親族会議の結果、夫(男)の墓に入れることになりました。ただし、この場合でも正妻より先に墓に入ることは許されません。
正妻の死後、三年忌を終えてから墓入りが許されるのです。それまでは、夫の墓の左側に仮墓をつくって条件が整うまで待つことになります。三年から七年以上もかかることもあります。また、墓室に安置される位置も決まっていて、夫を中心に右に正妻、左に愛人という順位になります。
 先妻、後妻がいる場合
夫に先妻と後妻のある場合、墓堂での骨壷の安置する場所が問題になります。一般的には、夫の骨壷を中心にして右側が先妻、左側が後妻という決まりがあります。また、先妻が他所で再婚して子供がない場合は相談のうえで子供を産んだ先夫の墓に納骨することもあります。再婚して子供がある場合は、再婚先の子供に供養されることもあります。いずれにしても、家庭の事情を入れて経験者や僧侶と相談することが賢明です。
 未婚の母の納骨の場合
未婚の母が死亡した場合は、実家の墓に入れないこともあります。
また、子供の父方の墓に入れることもできません。そんなときは「イナグ・タチクチ(女性が初代先祖)」になることです。その後は子供たちによって立派に供養さえすれば問題は起こりません。ただし、男方(子供の父)にとってその子が長男である場合は、男方の墓に入ることも許されることもあるようです。
※ 詳しくは霊能者・経験者に相談することが賢明です。
<<前のページ 次のページ>>

ユタと命日トップユタ用語事典暮らしの行事お墓沖縄の年中行事御焼香・法事位牌東御廻り今帰仁拝み