| 位牌の種類 |
| 【ガーナ位牌】 |
琉球王府時代の身分のある「御霊前」のことです。
代表的な例を挙げると「聞得大君(きこえおおきみ)」「大阿母志良札(おおあむしられ)」首里の「三殿内(ミトゥンチ)」の御三方、上級神女の方々を祀ったものです。 |
| 【唐位牌】 |
| 中国式の位牌のことです。沖縄本島ではあまり見られませんが、宮古・八重山では一般的なようです。この型の位牌は死者一人、あるいは夫婦一組だけの名前を刻むのが一般的なようです。 |
| 【沖縄位牌】 |
| 沖縄本島でごく普通に見られる位牌です。一つの位牌に親代、子代、孫代と一族で仲良く祀られています。 |
| 【大和位牌】 |
| 小型の厨子状のケースに位牌札をいれたものです。一人分の位牌札が表にあらわれるようになっていて、特別の場合(例=年忌法事)は表にしておきます。前後して差し替えるようになっています。
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| 預かり位牌の招霊 |
| 位牌の相続者がきまり、その人の住居へ移転する場合の祈願。 |
【御供えする品】
◇ 香分
・ 十五本 (六本・六本・三本)
・ 九本 (三本・三本・三本)
・ 七本 (二本・二本・三本)
・ ビンシー一式 ・紙銭 ・その他
【巡拝の順位】
・ 宗家
・ 大宗家
・ 中宗家
※ 新築して三年間は他家からの「預り位牌」はお迎えすることはなりません。また家づくり、墓づくり、仏壇の位牌などの購入、移動などは当家の戸主(長男)が生まれ干支、晴厄、または家族に病人が出た場合もその年はひかえることが多いようです。詳しくは霊能者、または経験者と相談することが賢明です。
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| 沖縄方言祈言 (位牌の移転祈願) |
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| 「預かり元祖」 |
家族の複雑な事情から『トートーメー』を預り、祀っている方々もおられます。
たとえば、位牌の継承者が年齢的に幼かったり、養子になっていない場合などは「預かり元祖」といって、親族の心ある人が祀って継承者ができるまで大切に供養しなければなりません。ただし、その場合、位牌を安置するときの心得として、夫方の位牌と「預り位牌」を一つの仏壇に祀ってはならないことです。
また、仏壇を別々にしても、当家(夫側)の仏壇より高上い(タカアガイ=上座)に安置しないということです。時には心ない霊能者などの指示で「サギブチダン」
(台所の近くなどに置く)として祀っている家庭もあります。これは大へん間違った信仰です。自分たちとは関係のない位牌だとは思っていても、人間の縁というものは不思議なもので、必ずどこかで因縁で結ばれているものなのです。それに「サキブチダン」された霊たちも居心地の悪い思いに違いありません。
「預り位牌」を祀っている人が立派な供養をすれば、霊たちも安心して成仏の道を広げ、家族の暮しに徳を招くというものです。位牌の霊たちは、たとえ姿・形は見えなくても私たちと共に暮していると考えなければいけません。 |
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| 位牌の鎮魂 |
| 預り位牌をお迎えして相続者の家庭での鎮魂。さて、位牌をはじめて預かり、形式、作法、など供養の仕方についてですが、要はココロであって形式や作法など意味を持たないものです。たとえば、日々の供養の前に仏壇をきれいにし、御茶場とお線香をあげたり、また、戴き物はまず仏壇へお供えしたり、花を新しいものに代えるといったことは先祖を敬うココロが根底にあればこれが「日々の供養」ということです。 |
【お供えする品々】
◇ 香分
・ 二十四本 (六本・六本・六本・六本)
・ 十二本 三本―三組 (六本・六本・三本)三組
・ 十七本 (三本・三本・三本・三本・三本・二本) |
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| 長男が『位牌継承しない場合』 |
| 長男は結婚しているが、子供に恵まれない。また、長男が病気で結婚の希望がもてない。長男が本土の女性と結婚して親元に帰る気持ちがない。いろいろな事情から、長男にかわって次男、三男が位牌を継承することができます。※
門中一族、経験者と相談することが賢明です。 |
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| 養子は次男、三男が選ばれる |
長男は、親(生家)の位牌継承者になるというのが、一般的な考え方 です。ただし、男の子が生まれない場合、父系親族の中で親族の次男、三男から養子を選んでお願いします。また、実の娘を、位牌継承者にする場合は、娘に婿をとり、既婚のときあらためて娘婿を養子として迎えます。ただし、門中一族のきびしい掟により、血縁でもない男性は養子の位牌継承者になれない場合もあります。
※詳しくは経験者と相談することが賢明です。 |
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| 女人位牌(女元祖・女開祖) |
| 女系の位牌のことです。一般には男性が位牌の元祖になることが多いようですが、離婚したり、未婚のまま死亡した場合は『女・位牌』として実家で御供養することもあります。地域や家庭によって違いがありますが、離婚した女性達の場合は、実家の墓で『側宿』をつくって供養します。昔は、結婚しても長男が産めなかったとして実家へ帰されることもありましたが、現今このような話は聞かれなくなりました。いずれにしても、門中の長老、経験者と相談することが賢明です。 |
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| 他系混合 |
一つの位牌に血筋の混合があって、雑居している状況をさしています。具体的な例としては、他系(血のつながらない)養子や婿養子を迎えた場合、後に「ターチマジクイ」が起きるのです。それが遠因でいつの日か「トートーメー」をめぐるお家騒動に発展する可能性もあるのです。
※詳しくは経験者と相談することが賢明です。 |
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| 七歳未満は位牌がない |
| 『七仏』または『童神』というのは七歳未満の子供のことをいいます。地方によっては、子供は死んで神の元へ帰るというので位牌もつくりませんでした。ところが、近年は親の気持ちしだいで、自由に仕立てたりしているようです。いずれにしても経験者と相談することが賢明です。 |
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