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INAMURUCHI's KONNYAKU
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★特集:いなむるち用(vol.024) 

 11月の沖縄はもうすっかり冬の気配。温度はそんなに下がらないのですが厚さにすっかり慣れた体には寒さが身に染みます。

 そんな寒い日に格別美味しいのはいなむるち!(イナムドゥチともいいます)茹でた豚肉、かまぼこ、しいたけ、こんにゃくなどを入れる沖縄風の具だくさんな豚汁いなむるちですが、ここではいなむるちに使われているこんにゃくにちょっと注目。沖縄のスーパーには「いなむるち用白味噌」とか「いなむるち用こんにゃく」というのが当たり前に売っているんです。いなむるちが内地の豚汁とは違うのはその具のかたち。全ての具を同じ大きさに切りそろえてあるのです。だからイナムルチ用こんにゃくもだいたいの大きさが決まっていて、長さ4センチ、幅1センチくらいに薄くスライスされたこんにゃくがぴったりなんですねー。このこんにゃくがまた歯ごたえが強くて、味もしっかりつくのでお気に入り。くーぶいりちーや、鍋ものなんかに使ってもとってもGOOD☆寒さが増すこんな季節にはあったか料理をいただきましょう!

イナムドゥチのレシピ→
CITRUS DEPRESSA HAYATA

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★特集:シークヮーサー(vol.023)

 秋の沖縄は寒かったり暑かったり、雨が降ったり晴れたり。まさに女心と秋の空、移り気で困ります。

 健康食品として有名なシークヮーサーを今日はご紹介。薄めて飲むジュースが一般的ですが、かぼすのように焼き魚や揚げ物に絞って使ったりもします。青い果実はとっても小さくて可愛らしく、みかんというよりは木の実みたい。収穫は8〜9月ですが12〜1月に採れるものは皮も中も黄色っぽく、甘みも強くなってそのままでも食べられるそう。11月のこの時期でもまだまだ青いので、中も黄色というよりは黄緑に近い色。試しにそのまま食べてみたら、すっぱーい!!!(あたりまえ)
 おすすめはぐるくんの唐揚げや、もずくなど。紅茶やカクテル、ドレッシングなどにも良さそうです。ビタミンC、ビタミンB1、クエン酸、ノビレチンなどを豊富に含むので体にもうれしい可愛いやつです☆

※CITRUS DEPRESSA HAYATAは シークヮーサーの学名です

ぐるくんの唐揚げのレシピ→
YUSHI-DOUFU
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★特集:ふわふわゆし豆腐(vol.022) 

 秋風にくしゃみをしたらヒドイ風邪をひいちゃいました…。天気は良いのにおうちで寝てるなんてっ。がんばってお仕事しまーす。

 さて、そんな風邪っぴきにも食べる気力を起こさせてくれて、するするしたのどごしが心地よいのはこのゆし豆腐!内地でいうところのおぼろ豆腐のことだと思うのですが、ニガリを入れて固まりかけたゆるゆるのお豆腐なんです。おぼろ豆腐よりゆるいかな?というくらいふわっふわ。そのままでも海水と大豆の味がして、とっても美味しいのですが、寒い季節にはかつおや味噌などで味付けしたおつゆに浸したゆし豆腐がまた絶品☆ごま油をたらして小ねぎをちらしたらもう完璧。はふはふしながらいただきましょう。
 スーパーでは袋入りで売られているゆし豆腐。沖縄ではどのスーパーでも新鮮なお豆腐を買うことができます。ところでゆし豆腐がすっかり固まったものが島豆腐になるらしいのですが、2度おいしいヤツなんですねえ。さすがです。

ゆし豆腐のレシピ→
KUBU
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★特集:くーぶいりちー(vol.021)

 沖縄といえども秋がくるのです。街路樹の落ち葉が歩道に散らばってかさこそと音を立てる、そんな季節になったんですねえ。がらにもなくしんみりしてしまいます。
 今回はくーぶいりちーをご紹介。季節を問わず簡単にできて、栄養もあってご飯がすすむ、ステキなやつなんです。刻んだ昆布を水でもどし、こんにゃくや豚肉、しいたけなんかといっしょにぐつぐつ煮込んだら昆布の旨味がくちいっぱいに広がるくーぶいりちーの出来上がり!沖縄ではスーパーなどにも売られていて、長い時間火にかけているのか昆布がとても柔らかく、オススメ総菜のひとつです。
 この昆布、消費量のトップが富山市、次が那覇市なんですって。沖縄の一年間の昆布購入量は全国平均の1.5倍。そして昆布と豚肉の相性は味、栄養価ともに抜群。くーぶいりちーを食べて長寿をめざしましょう☆

クーブいりちーのレシピ→
SANPIN Tea
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★特集:さんぴん茶(vol.020)   

 
今年はほんとうに台風が多いですよね。週末になると台風がやってくるような気がしてならない今日この頃です…。
 沖縄で人気ナンバーワンの飲み物と言えばこのさんぴん茶。暑い夏日もさんぴん茶をぐぐっと飲み干すと、ふわ〜っと広がるジャスミンの香りに汗がさあっと引いていくのがわかります。美味しいんですよね〜。ところで写真にあるのは筒状の袋にはいったさんぴん茶。煮出して飲む温かいさんぴん茶もまた格別です。ピンク色で上品なデザインがちょっと目をひきました。
 ところでこのさんぴん茶、どうしてさんぴん茶というのでしょう。調べてみると当然ながら語源は中国。琉球王朝時代に伝来した「香片茶」これは「シャンペンチャ」と発音するらしいのです。沖縄流に「さんぴん茶」と呼ぶようになったそう。おやつがおいしいこんな季節にはあたたかいさんぴん茶がぴったりです☆

 
OKINAWA SOBA
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★特集:10月17日「沖縄そばの日」(vol.019)

 さすがに10月、朝晩が冷えるようになってきた沖縄から。柔らかい日差しが心地よい秋は、有名な那覇祭りや大綱引き、花火なんかが目白押しで、夏の名残を楽しんでいます。
 さて、10月17日がどうして「沖縄そばの日」なんでしょうか。本土復帰後、蕎麦粉を使用していない沖縄そばを「そば」と呼ぶことが禁止されたそう。しかし沖縄県民が慣れ親しんだ「沖縄そば」の名称を取り戻そうと沖縄製麺協同組合が運動を展開し、1978年10月17日に正式な認可を得たのでした。これを記念して10月17日は「沖縄そばの日」なんですねー。この日はデパートでそばを配ったり、ラジオなどでそばの日を宣伝します。そしてみんな沖縄そばを食べるのです。

 個人的にはこってりどかーんとのっかったソーキが大好きなんですが、写真のようなあっさりした上品なものも美味しいです。17日はぜひご家庭でも沖縄そばを食べてくださいねー☆

沖縄そばのレシピ→
Oriental Mars Curry
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★特集:インスタントカレーの起源(vol.018)

 台風の合間に見える秋晴れの空がまぶしく感じる今日このごろ。沖縄は過ごしやすくなって、お祭りの季節でもあるのです。
 今回ご紹介したいのはこの「オリエンタルマースカレー」なるもの。沖縄のものではないのですが、内地ではあまり見かけないので珍しくて。 というよりパッケージの絵がコワイ…。レトロでかわいいのですが、何をみつめているのかわからないうつろな目(なぜか青い)、くわえた小指、大きなスプーンをかまえた様子、版のずれた印刷、コワイ、コワすぎます。

 とはいえ中味は粉状のインスタントカレー。それも昭和20年創業の最長寿カレーというのだから驚きです。子どもが大好きなカレーですが、今はブロック状のカレー粉を使うのがあたりまえですよね。昔は小麦粉と混ぜてあるこういう粉状のものを使っていたそう。どうやら沖縄の食品は、復帰後に内地の物がはいってくるようになったために、時代物の食品が残っていることがあるらしいのです。ちなみにマースは「塩」の意味ではないのであしからず。

FUCHAGI
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★特集:月見菓子(vol.017)   

 今年はホントに台風が多いですね〜。やっと晴れ間が見えた沖縄から。今回は「お月見」のお話です。
 この写真だといまいち何がなんだかわかんないんですけど…。おもちの表面にゆでたあずきがくっついた、「ふちゃぎ」というお菓子なんです。旧暦の8月15日にあたる十五夜に、月見菓子として供えられるもの。とはいってもお月見しながら食べるのではなく、ヒヌカン(火の神)や仏壇にお供えして、豊作を祈願するのです。このふちゃぎ、塩味か砂糖味かに分かれるようなのですが、どうにも味が薄いので子どもたちには人気がありません。あんこの入っていない塩大福みたい。というわけで最近は美味しく食べられるようにと紅いもやよもぎをまぜて色と味を濃くつけたものも売られているよう。ここには3色並べているのですが(あずきが多すぎて見えないです…)どれもふわ〜っと柔らかくて美味しいんですよ。

 
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